治療に取り組む基本姿勢

突然のパニック症状に負けないセルフ対策法(改稿)

うつ病の人はパニック障害も併発しやすいとも言われています。

 

なぜ併発するのか、なぜうつ病とパニック障害という組み合わせなのか、その詳しい原因については明らかになっていない様子ですが、実際に両方の症状を持っている人は決して少なくない印象があります。

 

そこで今回は、うつ病者が併発しているケースの多い「パニック障害」について、それは一体どんな症状を起こすものかを整理し、セルフ対策について考えてみたいと思います。

 

以前にも「突然顔を出すパニック症状への対処」というテーマで記事を書きましたが、あの記事から時間を経て、私自身がさらにパニック発作を数回経験した今、大切なことを改めて整理しておきます。

 

まずパニック障害の原因、症状、症状を引き起こすトリガーについて大きく整理すると、私の体験的には以下のようにまとめられます。

 

 

原因

特定できないことが多く急に症状が起こることも度々ある。

 

症状

強烈な不安感、動悸、冷や汗、呼吸困難状態など

 

症状のトリガー

初期では外出や閉所といった環境変化、また些細な不安がトリガーになりやすい。ある程度症状が治まってきたと思われる頃でも、理由なく急に脈が速くなり呼吸が難しくなる発作も起こり得る。

 

 

うつもパニックも、身体には特に異常がないのに現れる症状ですが、やはり急激な息苦しさや動悸、不安感には耐えがたいものがあります。

 

私は、うつとパニックの両方を抱えて十年近く経つのですが、すでに何度もパニック症状を体験しているにも関わらず、ある夜に急激な発作に見舞われた時には、あまりの不安感と動悸・呼吸困難に耐えられず夜間救急に駆け込んだこともありました。

 

ある程度パニック発作に慣れてくると、次に自分の体がどんな反応を起こすかの「前兆」がわかるようになりますが、それにしても非常に不快で強烈な不安感を生じさせるこの発作はできるだけ経験したくありません。

 

しかもパニック発作の場合、本人自身が何とか発作をやり過ごすほかに有効な手立てはあまりないので(頓服薬の即効性には個人差があると考えます)、発作が出そうなときはどう対処すれば良いか、「セルフ対策」について整理しておきたいと思います。

 

 

前兆症状

頭が重たくなる、鼻がツーンとする、気分が悪くなる、など

 

発作症状

急に動悸が強くなる、冷や汗がふきでる、同時に呼吸が浅く困難になってくる、など

 

セルフ対策

呼吸:鼻ですって口で細く長く息を吐く腹式呼吸をゆっくり行う
姿勢:横になるなど楽な体勢をとる
イメージ:呼吸や不安感からできるだけイメージをそらし他事を考える

 

 

パニック発作の直前及び最中は自分をコントロールするのが決して簡単ではないのですが、強引にでも呼吸を整え他事についてイメージするだけでも、発作は短時間で済み正常な状態に戻りやすい、というのが私の体験的な感覚です。

 

特に前兆症状は何らかの形で現れている可能性が高いので、自分の場合はどんなケースにあたるのかを把握しておくこともとても大切です。

 

不意の発作を受け止めるには、こうした事前認識と、いざという時の「セルフ対策法」を頭の中に持っておくだけでも、発作時の自分を大いに助けることになるはずです。

 

 

 

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