自分自身で病気と薬を知ること

自分自身で病気と薬を知ること

このサイトには、うつ病に関する様々な情報が網羅されていますが、そんな中でも私が訴えたいのは「自分自身で病気と薬のことを知る」ということです。

 

医者にかかるのに、いちいち自分の病気を調べることは、通常は少ないのではないかと思います。専門家である医者に任せれば、効く薬を処方してもらえるからそれで良いと、そんなふうに自然と感じてしまっているのかも知れません。

 

 

通常はそれでもまあ良いのですが、うつ病の場合はそうはいかないと思っています。

 

うつ病の場合、思考力と行動力が著しく低下し、自分一人で抱え込むため協力者に乏しくなります。従って、どうすれば自分の病気を改善できるか、などということを積極的に考えることもなくなり、漫然と薬を飲んで現状を嘆く、そんな日々が続いていきます。

 

確かにこれがうつ病なのですが、実はこのことは、せっかく存在する回復への選択肢を、自ら絶っているのと同じことだとも言えるんです。

 

通常医師は、患者の症状を聞いて薬を処方します。それ以上の、患者の背景事情まで聞きとりをして、その状況を汲んで治療方針を示してくれるような医師は、とても少ないでしょう。

 

つまり、患者は、ある意味「自己防衛」しなければ本当に回復していくことは難しい、ということになります。

 

自分が置かれている状況を最もよく知っているのは、患者自身です。
自分がどんな症状に悩んでいるかを最もよく知っているのは、患者自身です。
薬を飲んでどんなふうに改善されたか、あるいはかえって悪化したか、それを知っているのは、患者自身です。

 

一般的な病気と異なるのは、医師はこういったことを、患者の自己申告からしか判断することができない、ということです。検査数値に症状の重さが現れるわけではありませんし、熱や咳などのわかりやすい症状があるわけでもありませんから、医師は患者の申告が頼りなのです。

 

 

わかりますか?自分でうつ病と薬のことをある程度理解していなければ、医師に対しても正確な情報を与えることはできないんです。従って医師は、正しい治療を行うことができません。これが、通常の病気と非常に異なる点です。

 

うつ病になると、自分であれこれ調べ物をすることは、非常に困難なことだと思います。しかし、家族お願いして調べてもらうなどして、やはり自らの治療のための礎は固めておくべきです。

 

この処方じゃちょっと変だな、おかしいな、回復しないなと思えば、医師に意見することもできます。医師は、うつ病患者の申告がなければ、症状に変化がないものとして判断しますから、この点はとても大事です。

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