うつ病

解放されたい・・・圧迫からの悲鳴

うつ症状が本当に重い時は、布団から出られない・動けない・思考停止といった状態になりやすく、本人が泣きながら過ごしたとしても、いわゆる危険性についてはまだマシであるように思います。

 

よく言われるのは「いくらか症状が改善した時期は注意」ということですね。

 

自発的に布団から出たり、身の回りのことがいくらかできるようになるなど、自分で考え行動できる時期が来ると、周囲の目には「あぁ良くなってきたんだ。」と映るかも知れませんが、当のうつ病者の心の中ではまだまだ澱のようなものが溜まっている可能性があります。

 

人間は、自分の中に溜まったものを排出しようとしますから、うつ病者もやはり無意識のうちに発散するための行動を起こすことがあります。

 

それは、例えば自傷行為や自殺をほのめかす言動、OD(オーバードーズ:薬の超過服用)など、あまり好ましくない形であることも特徴的です。

 

これらの行動について、本人が溜めたものを排出しようとしているのだと考えると、手段は好ましくないとは言え、その行為だけを見て完全否定してしまう前に、一旦考えてみて欲しいと思います。

 

 

なぜ、患者本人は自らを傷付けようとするのでしょうか。

 

もしかすると、正体不明な罪悪感を解消するために、自分を仮に罰することでバランスを保とうとしているのかも知れません。

 

 

なぜ、自殺をほのめかす言動をするのでしょうか。

 

本当に死を願う場合は、それをわざわざ口にすることなく死に向かうと言われます。

 

ということは、患者はそういった言動をすることで、自分だけでは抱えきれない想いを共有して欲しがっているのかも知れません。

 

 

このように、少しでも良いので患者本人の目線や気持ちを、偏見や思い込みなく、「何故なのか」と理解することに努めてみて頂きたいのです。

 

うつ病者は、遠巻きにされることをとても不安がります。

 

多少おせっかいであっても、関心を向けているのだというメッセージの一つとして、相手目線まで下りて、患者が抱える悲鳴に耳を傾けてあげることも、大切な関わり方なのではないでしょうか。

 

 

 

 

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